お年寄りをお年寄り扱いしない介護予防施設の作り方

こんにちは、牧野直子です。

保育園や介護施設などの福祉施設の設計を中心に、設計をさせていただいています。

私が以前、一連の店舗を設計させていただいた介護予防施設。

介護のお世話にならないようにするための、運動施設です。

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【スポーツジムのようなイメージの介護予防施設】

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【壁の縦のラインはポップな色でアクセントで元気づけました】

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【椅子に座って体操をしたり、お茶を飲んで休憩するコーナー】

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【マシーンが並びます!】

介護施設のイメージといえば、お年寄りを介護するための施設なので、病院に近い白を基調とした殺風景な内装の施設がまだまだ多い。

でもここは、介護予防!

だから私はおじいちゃんやおばあちゃんのスポーツジムというイメージにしました。

昔は70代といえば、完全におじいちゃんおばあちゃん。

でも、今の高齢者は元気な人が多い。

アクティブシニアと呼ばれる世代です。

私の両親は二人とも70代ですが、まだまだ元気。運動がてら、2km先の公園まで毎日散歩したり、ゴルフにも行くし、俳句のための観光に行ったり、まだまだ元気です。

淡路島にいる親戚のおばちゃんも、85歳ですけれども、自分で畑を耕したり、お友達といっぱい遊んだり、とにかく元気!

多少、調子が悪いところがあるねん、とは言われますが、ほんとに?!って思います。

つまり、元気なお年寄りが多いなあということです。

そんな方たち向けの施設、おじいちゃんおばあちゃん扱いしたら、めっちゃ怒られるで~!

だから私は、スポーツジムっていうイメージにしたんです。

お客様も納得です。

元気なおじいちゃん、おばあちゃんがたくさん増えて、のびのびしてくれたらいいなと思っています!

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牧野 直子

一級建築士。 店舗、オフィス、福祉施設を主に設計しています。マーケティングとデザインが大好き。バレーボールとダイエット料理が趣味です。