こんにちは、食・心・育を大切にしているしょこいく建築士の牧野直子です。
商店街活性化でのイベント
商店街を活性化しようということで、「イベント」をする例は全国たくさんありますよね。
私の住んでいる街の商店街は、ハロウィンで子供たちが、仮装してやってくれば、お菓子をもらえたりします。
お祭りをやったり、何かの大会をやったり。
歌手を呼んで、コンサートをやったり。
イベントをやって、町おこし。かなりたくさん事例がありますよね。
有名歌手を呼んで町おこし?
ある商店街では、有名な歌手を呼んでフェスティバルをしていました。
その歌手を目玉に、数組の歌手がやってきます。
そして、その歌手のファンの人たちを中心に、どっと人がやってきます。
いつもは、ちょっとさびれた商店街も、すごい人、すごい人。
ヤッター、イベント大成功!
祭りが終わり普段に戻る
しかし、その商店街では、フェスティバル当日はすごい人出ですが、イベントが終わってしまうと、もぬけの殻。
シャッター商店街に戻ってしまうそう。
これでは、本来イベントを行った意味がないですよね。
イベント会社が営業に来て、うちにまかせていただければ、商店街活性化できますよ。
って言われたんでしょう。
そして、決して安くはない委託料を支払い、という流れ。
しかし商店街に流れてくるお金はほとんどなし。
これではイベント会社の思うつぼ。
イベントを商店街の売上につなげるためには
もしもイベントを行うとしたら、
イベントで来たお客様に、商店街の良さをしってもらい、商品を購入してもらう必要があります。
イベントで来たお客様は、本来、商店街のファンの人たちではないのだから、そこから新しいアクションを起こすことは、少し難しい。
イベントに絡めたオリジナルの商品などを作って、関心をひいてもらう。
そして関心をひいてもらったら、その次はそのお店、店主の人柄を知ってもらう。
例えば、イベントで来た歌手が歌っていた歌をイメージしたカクテルを作って、当日限定メニューにしてアピールする。
そんな行動が必要になると思います。
お店に魅力があれば、通りすがりのお客様も寄ってくれますが、お店に魅力がなければ、何も買ってもらえません。
イベントをしかける時は、「イベントをやる意味」を考えて、どうやったらその人たちに知ってもらうか、というアイデアが必要なんですね。
関連記事
牧野 直子
最新記事 by 牧野 直子 (全て見る)
- ルーフバルコニー、屋上テラスの良さ - 03/05/2018
- 小規模多機能って何? - 03/01/2018
- 「ユニバーサルデザイン」と「バリアフリー」の違いってわかりますか? - 02/28/2018