こんにちは、店舗活性化プロデューサーの牧野直子です。
近所のスーパーが閉店するというお知らせを聞きました。家から一番近くて、買い慣れていたスーパーが閉店するというのは寂しいですね。
ここ立て続けに、1km離れたところに、新しいスーパーが2軒できました。
やっぱり、それが原因なのかな。
また別の方向にも数百メートルしか離れていない場所に、数年前に新しいスーパーができました。
新しいスーパーたちに三角形で取り囲まれてしまった感じです。
新しく出来たスーパーは、どこも名のある大手のスーパー。
うち2軒は、巨大マンションの1階部分になっています。もう一軒は、駅の出口の隣。
建物だって新しくてキレイ。
品揃えだって豊富。
安売りセールもどんどん開いてるし、こだわりのパンも販売していたり。
だから、開業して20年以上の老舗スーパーは、太刀打ちができなかったのかもしれません。
でも、本当にそうなのかな。
新しいスーパーが出来たときに、その都度、新しい魅力を考えていくべきだったのではないでしょうか。
進化しつづける動物は、変化し続けるから生き残れるのです。
じゃあ、どんな対策をしておけばよかったんだろう。

スーパーマーケットで出来るマーケティングもいろいろある
安売りは、違うと思う。
それは、利益が薄くなって、苦しくなってしまうから。お客さんも、安売りの時にしか買いに来てくれません。
もし、同じ商品をおいていて、品数も大体同じぐらい、家からの距離もほぼ同じ、、となると、やっぱり新しいお店に行ってしまうのが、人間ですよね。
それって、どこで買っても同じ、じゃあ、近いから、新しいから、っていう理由でそっちのお店に行ってしまう、ということ。
めちゃくちゃもったいないです。
考えられるいろいろな対策は、
・このスーパーに行けば、今晩のメニューに迷わなくても済むように、野菜の横にレシピが置いてある
・欲しい商品がどこにあるか絶対迷わないようになっている
・オリジナルのおいしいお惣菜がある
・楽しいPOPが書いてあって、買い物が楽しい
・レジのパートさんがとても楽しい人
・まぐろの解体ショー などのイベント
自分の個を出すアイデアはいくらでもあるわけですよね。
ポイントカードなんて、どこのスーパーだってやってるし、安売りだってどこのスーパーもやってます。
だからそれと同じことをやっても、他店と一緒になってしまいます。
大切なのは、独自化です。
お客様と親しい関係を保てるような対策をしてほしかったです。
そうしたら、もっともっと長く愛される店舗になれていたのかもしれません。
お金をかければ、できることはたくさんあります。
でも、お金をかけないで、どこまで出来るか、ここはアイデアしだい。
でも、出来ることは本当にたくさんある。
お金をかけない、ということは、頭と手が必要です。でも、そこを惜しんではいけないんですよね。
頭と手を掛けて、お客様に愛される努力をしていきたいですね。
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牧野 直子
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