自然は美のお手本

こんにちは、一級建築士の牧野直子です。

インテリアの配色のコツ

インテリアの中で、カラーの配置を考える時に使えるカンタンなコツ。

それは、

「自然を参考に」

自然の景色を思い浮かべてください。

一番下に、「地面」→「木」→「空」ってなっています。

ブラウン → グリーン → スカイブルー

とだんだん薄くなってきます。

そう、

色にも、重さがあるんです。

自然の美から学ぶ

自然の美から学ぶ

色には重さがある

濃くて重い色は下のほう。

上に行くにしたがって、だんだん軽い色へ

小物の配置で迷ったら、ご参考に!

床は濃い色だと、どっしりして安定感があります。壁の下の方から、上へ、天井、、というように軽い色の配置にしていくと、間違いにくいです。

黒い天井はなぜオシャレ?

でも、カフェなんかはどうでしょう。

黒い天井、結構ありますよね。しかもオシャレです。

黒い天井を作る時は、注意が必要です。

カフェで天井を黒くしている場合は、天井面を取ってしまって、コンクリート天井をむき出しにしている場合が多いです。

天井をとってしまうと、エアコンや、エアコンの配管、電気の配線が全部見えてきます。

これらの物の存在をわからなくするために、すべてを黒く塗っています。

黒く塗ると、モノのゴチャゴチャ感がわかりずらくなりますから。

つまり、カフェの黒天井は、天井を黒くするというよりも、天井を高くするため、である理由が優先です。

これを天井が貼ってある一般のビルや住宅でやってしまうと、どうでしょう。

天井を黒くすると、頭が重く感じてしまうのです。

普通の天井高なら、天井が低く思えて、圧迫感が出てきてしまいます。

方程式と違うことをする場合は、それなりの理由があるというわけです。

自然の美しさをお手本にする

自然は美しい

なぜ美しいかと言えば、それは「自然」の作りだせる技なのかもしれません。

そんな「自然」が作りだす美の意識を、観察して、上手に取り入れてみるといいですよね。

The following two tabs change content below.

牧野 直子

一級建築士。 店舗、オフィス、福祉施設を主に設計しています。マーケティングとデザインが大好き。バレーボールとダイエット料理が趣味です。