こんにちは、一級建築士の牧野直子です。
お店に個性を考えるための「公式」をご紹介します。
独自の売りを考えるために、とても重要になる公式です。
マーケティングの公式
「お客様は○○が欲しいわけではない。○○を通して、△△な生活(という結果、体験、幸せのイメージ)が欲しいのだ。」
公式の例
もしも、あなたがお花屋さんだったら、、
お客様は、お花が欲しいわけではない。お花を通して、家を明るい気持ちで満たしたいのだ
お客様は、お花が欲しいわけではない。お花をプレゼントすることを通して、大好きな人に喜んでほしいのだ
というようになりますよね。
もしあなたが工務店だったら、
お客様は家が欲しいわけではない。家を通して、家族が健康で仲良く暮らしたいだけなのだ。
もしあなたが八百屋さんだったら、
お客様は野菜が欲しいわけではない。野菜を通して、病気をせずに、健康な体を手に入れたいんだ。
あなたの職種によって、いくつも考えることができると思います。まずは、この公式をできるだけたくさん書き出してみましょう。
1. 「お客様は○○が欲しいわけではない。○○を通して、△△な生活を手に入れたい」
2. 「お客様は○○が欲しいわけではない。○○を通して、△△な自分を手に入れたい」
3. 「お客様は○○が欲しいわけではない。○○を通して、△△な毎日を手に入れたい」
4. 「お客様は○○が欲しいわけではない。○○を通して、△△な日常を手に入れたい」
さあ、出来ましたか?
どんな幸せの体験をあなたは提供できますか
△△にあたる部分を、意識して、自分のお店を見つめなおしてみましょう。
この公式の△△をさらに、細分化すると次のようになるかと思います。
お客様にどんないいことがあるのか
お客様はどんな悩みが解決するのか
お客様はどんな問題が解決するのか
もしあなたがお花屋さんだとすると、
「お花をプレゼントすることで、口下手な人がコミュニケーションをすることができるようになる」
という悩みを解決しているとしたら、、
あなたが売っているのは、お花ではなく、「コミュニケーションのきっかけ」かもしれません。
提供できる体験をもとに、情報を発信する
じゃあ、花言葉をお客様に教えてあげて、「こんな時は、こんな花がいいいよ」という情報を伝えてあげる。
お花は花言葉だけではありません。見た目や香りもたくさんあります。
寝つきにくい人のために眠りを誘う「ポプリ」をお店に置いてもいいかもしれません。
お店の中や、SNS,HPなどで、△△というどんな体験を提供できるのかを、分解して、そこから発想できることを、発信していくと、お店に個性が出てきます。
お店に個性を出していきましょう。
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牧野 直子
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