登山と人生は似ている。登山から人生を学ぶ視点

こんにちは、店舗活性化プロデューサーの牧野直子です。

ある登山家の方の講演を聞きました。

知人のお誘いを受けて、私はその方を知らなかったのですが、有名な方だったようです。
8000m級の山を数々登頂していて、しかも単独で酸素ボンベをつけずに登るのがポリシーだそう。

お話も上手だし、最後までネタをひっぱったり、最後はちゃんとオチまでついていて、面白い方でした。

登山家って、どうやって生活しているんだろう?って思いましたが、開始早々、わかった。

そうか、講演か。

登山をするのにもお金がかかる、それには、各企業からスポンサーがついて賄っておられるだろうし、それ以外の生活は、講演料などで稼がれているんですね。

下世話でしたね(笑)

人生は登山に例えられる

でもなぜ、登山家の方の講演に皆はひかれるんだろう?

人生は登山と似ている

人生は登山と似ている

人生は登山に比喩されることが、往々にしてあります。
だから、登山家の方の講演は人気があるのかもしれない。

登山の頂上は、人生の目標や夢
それを叶えるために一歩一歩進む。
その道のりは険しく苦しいかもしれないが、
人生に役立てられることはないだろうか、と思って講演を聞きました。

登山で一番感動するのはどこにいる時点?

講演の中で、登山家の方がみなに質問

質問)登山の中で、一番感動するのは、どこにいる時点でしょうか?

頂上についた時!
無事に帰った時!

と声がちらほら聞こえます。

私は、「頂上が見えた時!」と答えました。

道に迷った時、あっと感動するのは、出口の光が見えた時かな、と思った。きっと登山も同じような状況に違いない。 だから頂上が見えた時、という推理です。

正解は?

登山家の方は、「頂上の2,3m下の時点」とお答えになりました。

おっ、遠からず!理由を聞いたらほぼ正解でした。

はってでも、何をしてでも、必ず登頂できると確信できるからだそうです。

夢の成功まで、あと一歩、もう確実に叶うことがわかった時が、一番感動するんですね。

下山の時に気のゆるみ

そして、一番事故が多いのは、下山の時だそうです。

事故の7割は下山中に起きるそうなんです。

夢を叶えてしまって、目標がなくなってしまった、その時に事故が起きるんですね。
結局、山登りも人生も「マインド」が重要ってことなんでしょう。

だから、頂上に登ることができたその後は、また次に登りたい山を思い浮かべる。つまり、新しい目標を作ることが大切。

なぜ、辛い思いをしてまで登るんだろう?そんな疑問がわいてきます。

本当に好きな人は、辛い体験をがんばるとは思わない。
そのチャレンジ自体が、楽しいんです。
楽しくなくなったら、下山するしかない。

理由はわからないけど、好きなことだから。それでいいのかもしれない。

単独とはいいつつも、そこまで支えてくれるチームやスポンサー、数々の人たちに囲まれている、生きて帰ってくることに、その人たちへの感謝があふれる。だから次の目標にまたチャレンジしたくなる。

そんなお答えでした。

人生は登山

人生と登山はとても共通点が多いですよね。

夢と目標、そのための準備、精神力、自分一人だけではないサポーター、チームビルディング。

登山そのものは私はしないけれど、人生の登山は今も登っている最中です。

どんな高い山も、そこに立った景色を想像して、進んでいきましょう!

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牧野 直子

一級建築士。 店舗、オフィス、福祉施設を主に設計しています。マーケティングとデザインが大好き。バレーボールとダイエット料理が趣味です。