こんにちは、小さなお店を元気にするチアリーダー、一級建築士の牧野直子です。
コンセプト商品、みなさんのお店にはありますか?
コンセプト商品って
コンセプト商品ってどんなものかと言うと、
高くて誰も買ってくれないかもしれないけれども、そのお店を知ってもらうためにある商品
という感じでしょうか?
京都にある祝儀袋の専門店、水引館というお店があります。そこには、「鳳凰」という54000円の祝儀袋があるんです。
ご祝儀より高いじゃない!という突っ込みが出そうな金額です。
このご祝儀袋は、何色もの水引きを編み上げて、美しい鳳凰の形が作られています。
実に、37本もの水引きを使っているそうです。
一般的な水引はフィルムで色をつける所を、鳳凰は色付きの細糸を一本一本巻きつけています。これが、職人技で、繊細な色、繊細な加工、商品というより、もはや芸術作品。
当然、ご祝儀袋も、最高峰の和紙を使っています。
コンセプト商品は、お店の総結集
コンセプト商品は、その商品によっての売上を期待しているものではありません。
うちのお店は、本気になれば、ここまで作ることが出来ます、とお客様に紹介しているんです。
これがあるだけで、お店の考え方、お店が持っている技術の総意、お店が持っている信念や理想、すべてを伝えて、お店の価値を高めることができる、これが「コンセプト商品」です。
でも、こんな高いご祝儀袋でも、購入する方は当然いらっしゃいます。
そのデザインの美しさ、職人の技術にほれぬいたんでしょうね。価値が伝われば、買ってくれる人もいる、というわけです。

コンセプト商品は、お店の価値を高める!
100万円の福袋
お正月に、百貨店で、各お店が福袋を出しますよね。
その時に、ニュースで見かけるのが、100万円の福袋です。
100万円の福袋なんて、誰が買うんだろう?って思いませんか?
でも買う人は必ずいるんですよね。
どんな人が買うんでしょうか?
すごい資産家?
確かに、お金がある人じゃないと買えないですが、でも何が入っているかわからないものに、資産家はお金を出しません。
それって、信頼感、期待感だと思うんですよね。
そのお店(百貨店)が提供するものなら、間違いなく、幸せになる。
それが確信できるからこそ、購入する。
そして、購入して、現に幸せになる。
もはや商品を買っているのではなく、その「お店の考え」を買っているとも言えます。
それは、これまで買ったものに、買って後悔したことが一度もなかった、とか、これまで培われたお店との関係性、信頼関係あってのものです。
みなさんには、コンセプト商品がありますか?
お店のことをわかってもらうためにも、お店の価値を高めるためにも、コンセプト商品の存在は大きいです。
私にはコンセプト商品があるか?って
ハイ、あります。
「しょこいくモール」が、私のコンセプト商品です。
ここを作れば、ここに集うお父さん、お母さん、子供たち、おじいちゃん、おばあちゃんみんなが幸せになります。
働く人たちもやりがいを持って働ける、笑顔になります。
出生率もあがり、国民全体が健康になり、お年寄りも若い人たちも、イキイキ。日本社会も幸せになります。
その理想を描き切ったものが、しょこいくモールです。
なおなおが作るものなら、絶対間違いない、そう思ってくれる人が現れたら、その理想のコンセプト商品が売れる日も近いはず。
その時のために、日々発信し、みなさんの成功を応援し、みなさんにとびっきりの幸せを届けます。
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牧野 直子
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