こんにちは、一級建築士の牧野直子です。
興味がない人に興味をもってもらうには
これが今日のテーマです。
何かを普及させたいと思った時、特に社会活動をする場合、主催者側はこれを国民に知ってほしい!と思うことってたくさんあるんです。
でも思うように、普及できない。どうしたらいいんだろうか。
そんな悩みを持っていらっしゃる方が多い。
シンポジウムやセミナーが、いろいろ開催されます。
大切なこと、意義のあること、たくさん教えてもらえます。
でも、こういうシンポジウムやセミナーというのは、その議題に問題意識のある人しか集まりません。
もちろん、そんな意識高い人たちが来ていただけるのはとても意義があります。
でもその方たちだけだと、普及していくという意味では限界がある。
意識していない人に届かないと、広まっていかないんです。
人は、楽しいものに惹かれる
人間は、楽しいものに惹かれれます
楽しい事は、表情で伝わる
楽しいこと、面白いことなら、やってみたいと思うのが人間
面白いこと、楽しいことなら、自分もやってみたいと思います。
人は楽しいものに惹かれる
感動するものはレベルが高い
感動を作りだそうとすると、これがまた難しい。
サプライズは、何度もおなじことをやっているとサプライズではなくなる。日常になると何も感動しなくなる。
また、感動を生み出そうという製作者側の意図が伝わると、興ざめしてしまう。
感動することを作りだすことはレベルが高いんです。
でも楽しいことだったら、楽しそうな表情の写真、そんな写真がSNSでアップされていたら、わあ~楽しそう♪って、思いませんか。
ハンバーグの中の薬
「良薬は口に苦し」と悟っている人は、そこに飛び込むことができるけど、なかなかそれを悟っている人は少ないのです。
とっても苦い薬、でも体のためになる、
それを知って毎日実行できる人はとんでもなくすごいことなんです。
でも例えば、とっても体のためになる苦い薬が形も味も変わって知らずにハンバーグの中に紛れ込んでいたら、食べてくれる人は増えると思いませんか?
そして、最後に種あかし。
そういうことで広まっていくような気がするのです。
新ジャンルとの融合
任天堂の社長が、「ゲームに関心のない人たち、今まで興味を持っていない人たちに、どう関心を持ってもらうか?ってことが常に問い続けた結果がWiiだっといいます。
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」、「Wii Fit」など、今までのゲームとは違ったジャンル「教育」「健康」を取り入れたんですよね。
ゲームといえば、オタク、という常識を取っ払って、それ以外の新しい市場を切り開くことができました。
新ジャンルとの融合、これも裾野を広げる方法ですね!
遠くの人からの評価による再認識
日本人って、身近な人にすごい人がいたとしても、気が付かないことが多い。
でもそれが、遠くの人から自分の近所や周りのことが、うわさに聞いたり、すごいねって言われると、そうなんだ!っておもうことがある
子供への教育
自分のためだと思うと力が出ないママたち。でも子供の将来のため、子供の健康のため、となると、いいものを提供したいと思う人が多いのではないかな。
そんな親心を上手に使う。
子供への教育という名目で立ち上げて、実は、親子一緒に学ぶ場だった。
そんな工夫もいいと思っています。
さあ、興味がない人に興味を持ってもらうには、
いろんな方法を試してみたいですね!
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牧野 直子
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