こんにちは、一級建築士の牧野直子です。
異業種交流会、セミナー、シンポジウムなど、多くの人と交流できる場に行ったことありますか?
そんな中で、よく言われたことがあります。
「今、私、名刺切らしていまして、、」
先日も、来た~、この言葉。
名刺がない人とのその後
その中にも、
二通りのパターンがあるんです。
1.名刺交換なんていう意識がなく、名刺を持ってきていないパターン
2.名刺をあえて持ってきていない人
1.名刺交換なんていう意識がなく、名刺を持ってきていないパターン
1.のパターンの中にも対応の違いがあって、
ア)Facebookされてますか?つながりませんか?
というと、アカウントを持っていて、つながりましょう~となるタイプ
イ)名刺持ってないので、今度送ります!
ウ)ごめんなさい、メールします
それぞれのパターンのその後
ア)の方はふたつに分かれます。
A: Facebookがご縁で、いいねやコメントしてくださってその後もつながる人
B:つながったとしても、FBでの交流がなく、ご本人も発信をほとんどしていないので、どんな人だったか忘れてしまう人
イ) 名刺持ってないから、送りますという人は、今までそう言われて、送ってもらった試しがない!
ひょっとしたら友人になれるかもとか、ビジネスチャンスがあるかもしれないのに、それっきりですね。
ウ)今度メールします!という方
メールいただけることは多いですが、でも、ありがとうございましたで、その後何度もやりとりすることは少ないかも。
名刺持っていない方で、また同じ会で出会ったり、SNSで交流できれば、つながりますが、一度きりの場合だとそこで終わってしまうことがほとんどです。
2.名刺をあえて持ってきていない人
あえて持っていらっしゃらない方がいます。
著名人や会の主催者が多いです。
たぶん、名刺を配って、営業をされたら嫌、とか、その人が主催している会に来ているわけだから、名刺配らなくても必要ない、と思っておられるのかもしれない。
名刺交換をしてすぐ人脈にはならないのはわかってるけど、
その著名な方と名刺交換できた事で嬉しいというミーハーな気持ちも参加者にはあるんですけど、、。
でも、そこで、名刺持ってないんです、と言われると、がっかりしてしまう。
営業をされたら嫌、とかもし思われてると、悲しい
配る名刺はないと言われてフォローがないとがっかり
昔、個人のビジネスのコンサルをする先生の無料相談に行ったことがあります。
無名だった人の売上を月収7桁にしたとか、そういう事例をメルマガでたくさん発信されている方でした。
その方は3年ぐらい前に異業種交流会でお会いしてその時、名刺交換したのですが、新しくなったので、改めて渡そうとすると、「私、名刺持っていないんで。」とばっさり。
バッタバタ私がいかにダメかと切りまくり、儲からない設計なんてやめなさい、
私がなんとかしてあげる、と言われ、
入会するのに50万、さらに売上の30%いただきます、という提案でした
ちょっと残念だったな。
あんたみたいなザコとは名刺交換しないわよ、という思いが伝わってきました
先日もある著名な同世代の建築家さんに名刺交換をお願いしたら、ボク名刺切らしていて、、と言われました。
活動内容などいろいろ書いてある私の名刺を見て、ボクなら名刺には何も書かない。自分に魅力があればそんなものはいらない、と言われ、、
ごもっともなんですけど、、
うーん、どちらの場合も、この人たちと仲良くしたい、とは思えませんでした。
本当に尊敬・親しまれる先生は、名刺交換も嬉しい
著名人と呼ばれる先生の中でも、私が尊敬しているお二人は、対応が何枚も上です。
また欲しくなるブックレット型名刺
マーケティングの先生の藤村正宏さんは、ブックレットのような名刺。
新しいバージョンが出たら欲しくなっちゃうから、前にいただいていても、いただいちゃいます。
2枚目の特別な名刺
起業・会社経営の先生の福島正伸さんは、最初にいただいた名刺は、会社用の名刺。
でも、「なおちゃんのこと応援したい、一生応援するから」と言っていただいた時に改めて、個人の名刺をいただきました。
これはめちゃくちゃ嬉しかったです。
名刺の役割は変わってきた
今の時代、名刺って意味は薄れてきているかもしれない。
でも最初の交流のきっかけですよね。
建築家さんが言うように、名刺なんて配らなくても、魅力があれば必要ない、
それは正論。
そうだと思います。
SNSで自分を発信したり、交流したりすることで、どんな人かが、名刺よりも断然わかるようになった時代。
そこでこの人、どんなことをしてるんだろう、と興味を持ってもらった人から連絡が来るのでしょう。
名刺は、なくてもよくなった。
これは名刺の役割が変わったということ。
芸能人だって、日本人全員に知られているわけじゃない。
SNSでいくら活躍していても、SNSを見ていない年配の方だっている。
誰にでも、確実に自分を知らない人がいる。
そんな人たちへの愛情・思いやり
名刺は、その内容よりも、名刺交換するときの人としての印象が大事なのです
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牧野 直子
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