「環境と経済」相反するものを両立する方法

こんにちは、一級建築士の牧野直子です。

先日、「環境」について考えるシンポジウムに参加してきました。

前半はパネリストの先生たちの対談。

後半は、参加者の方たちがグループにわかれ、意見を交換しあいます。
その中でも5つのテーマがあり、私は「環境と経済」というお題を選びました。

私がやろうとしている 社会事業とそれを継続させる仕組み についても、かなり似たものがあるのではないか、と直感的に思ったからです。

なんとなく考えていることを、意見発表してみたところ、私の思っていた以上に賛同意見を得ていただけたり、自信にもなりました。

ワークショップ参加して良かったです。

「環境と経済について」考えてみた

環境と経済は、両立できるか?がそもそもの議題です。

経済を回そうと思うと人工物を作ることがほとんどで、そうなると、自然を壊さないといけない。そんなロジックが一般的にありますよね。

よく映画やアニメの題材で、地元のキレイな自然を残したい派と、遊園地などを開発して町を発展させたい派で対立する構図が描かれます。

私が見た中だと、福山雅治さん主演「真夏の方程式」もそうだったな。
そういう構図の中では、大抵が、開発=悪 というような描かれ方をしていることが多い。

でも、環境を残したままで、そこで経済を回していけたらその対立はなくなります。
じゃあ、どいうやって環境 で経済を回していくのか、それを考えていきました。

1. 環境資源をお金に変える

夏休みの思い出の体験を売る旅行

私の知人が女将さんをやっているホテル、白馬の五龍館の事例を思い出しました。
「ママも納得キャンププラン」

白馬は冬はスキー客が多いけど、夏にだっていいところがたくさんある。家族と一緒にそんな山を体験してもらおうという旅プラン。
一緒にカブトムシを採ったり、夜はホタルを見に行ったり。
これが大ヒット。

エコツーリズム

尾瀬で子供たちに環境を教える教室をしているという方が、同じグループにいました。
自然のことを知らない子供たちに知ってほしい、そう思う親御さんはたくさんいます。

自然体験ツアー、エコツーリズムが、脚光を浴びだしています。

尾瀬のエコツーリズムも脚光を浴びている

尾瀬のエコツーリズムも脚光を浴びている

二つの事例とも、

「親子での自然での体験・教育」

というのが共通項ですね。

すでに持っている価値にスポットライトを当てたり、意味づけをするだけで売れるようになることはたくさんある、ということですよね。

2. 大企業をまきこむ

これは企業にスポンサーになってもらうということです。
企業にとっては、社会事業に協力しています、ということが、企業イメージをアップさせて、ブランド価値が向上する。

企業が持っている大きなメディア力があると、普及しやすい。

またもやメンバーの中に、N不動産ホールディングスにお勤めの方がおり、その方からの意見でした。N不動産ホールディングスも社会貢献に力を入れているとのことでした。

3. 啓蒙活動

今ある資源にスポットライトを当てていく、ということは、そこに関心を持つ人を増やすことが必要。啓蒙活動はどうしても必要です。

まとめ:環境を残しつつ、どう経済を回していくか

結論、「今持っているものの価値に気づいて、意味づけをしていく」

ということがカギになってくると思います♪

ヒントをたくさんいただきました。

このヒントは、大きな開発ではなく、最低限の開発で、持続していく社会を作る仕組みにいかせますね。

同じ考えを、「商売」にも応用できると思います。

今持っている、価値に気づく。

そして、その価値を魅力的にする。

応用していきたいですね!

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牧野 直子

一級建築士。 店舗、オフィス、福祉施設を主に設計しています。マーケティングとデザインが大好き。バレーボールとダイエット料理が趣味です。