小さなお店の愛され繁盛店化プロジェクト
こんにちは、一級建築士の牧野直子です。
お店に、コミュニティを作る
私の友人で、リサイクルショップをやっている人がいます。
個人でやっているリサイクルショップです。
そこに遊びに行くと、必ずお茶を出してくれます。
ん、ここ?喫茶店?
いえいえ、婦人服のリサイクルショップです(笑)
喫茶店じゃないのに、無料でお茶だしてたら、時間もないし、経費だってかかる、、って思ったりしませんか?
でも、このお茶が、集客ポイントの一つになっています。
お店でお茶を出す洋品店
店長さんに聞いた話です。
リサイクルショップは、お客さんに、お洋服をもってきてもらわないと商売ができない。
まずは、たくさんお洋服を持ってきてもらうことが先決です。
おばちゃんたちはおしゃべり好き。
あっちこっちで井戸端会議してますよね^^。
あ、これを店でやろう!
おばちゃんたちにお茶を出して、世間話をすると、お客さんと仲良くなりますよね。
おばちゃんたちは、楽しくって、またここに来たいと思う。
そして洋服をたくさん持って、また世間話をしにきてくれる、ということだそうです。
来店してくれたら、ほとんどの人が、また良い洋服ないかなあと、お洋服も買っていってくれるんですよね。
これは、大手では絶対できない接客ですよね。
店長の「個性」が全面に出た接客です。
「滞留時間が長くなると、売上が上がる」
お店にいる時間が長くなると、その分、商品の売上があがる。これは鉄板の法則。
これをうまく利用している例だと思います。
大手からも学ぶ、基本は同じ
カルチャーセンターを作っちゃったユザワヤ
手芸の材料ならなんでもそろってしまうユザワヤ。
ユザワヤが成長している要因に、「ユザワヤ芸術学院」があります。
これはいろんな手芸のコースがある、言わばカルチャーセンターです。
なぜこれを作ったかというと、生徒さんが手芸にはまると、もっといい作品を作りたい!って思うし、そうなったらそれに必要な材料をどんどん買ってくれますよね。
コンテストを開催したりして、本当に本格的です。
手芸の輪をどんどん広げて、お客さんを教育して、楽しい場を作る
人が集まるところ=コミュニティを作って、売上をあげていると言えますよね。
カルチャーセンターを作ってしまうのは、もちろん大手だからこそですが、 「お客さんを楽しませる場」を作ることは、小さいお店でもできます。
そこから、自店の商品を買ってもらえるような、ビジネス設計をしっかりとすることがポイントです。
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牧野 直子
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