お客様との何気ない会話の中から、自分のニーズをさぐる方法

こんにちは、一級建築士の牧野直子です。

愛されるお店になるためには、自分の店のお客様にとって「選ばれる理由」を知っておかないといけません。

他とは違う理由、自店が選ばれる理由、いわゆるUSP(ユニークセリングプロポジション)です。

開業の際は、USPを自ら狙って作る必要もありますが、開店して数年しているお店の場合は、

お客様に聞いてみることが一番早い
です。

本当は、自分で思っていたUSPとお客様が感じているUSPでは、違うことも多々ありますから。

会話の中からニーズを探る方法

会話の中からニーズを探る方法

お客様にどうやって聞いてみればいいか

お客様に聞けばいいのは一番いいのはわかるけれども、その聞きかたがわからない、とよく言われます。

飲食店経営の方からの質問です。

「サロンの方は1対1が多いので、お客様にアンケートを取ったり、直接聞いたりできるが、私たちはどうしたらいいんでしょうか?」

売上で売れ筋はわかりますが、なぜそれが売れているかなどは、お店側ではよくわかりませんよね。

もしそれがわかったら、どんなメニューを作っていけばよいか、接客はどうすればよいか、方針がわかってきます。

お客様の接点の何気ない会話の中から、自分のニーズをさぐる方法

まず最初は、自分のお店に中で、お客さんに役立っていることってどんなことだろうって、考えてみてください。

店頭や営業など、お客様との接点があるところで、

・お客様からよく聞かれる質問
・お客様からよくいただく問い合わせ
・お客様と話をしていて「知らなかった」と言われたこと
・お客様に「もっと聞きたい」と言われたこと
・お客様から「勉強になった」「参考になった」と言われたこと

まず、これを思い出して、書いてみてください。

例えば、ケーキ屋さんだったら、

「手みやげには何がオススメですか?」って聞かれることが、たくさんないですか?

そうすれば、先方はどんな人か、それに合わせた手みやげの選び方が役立つ情報になる。

例えば、洋服屋さんで、

「このシルエットは、体が細く見えるんですよ」とお客様に言って、

「え~そうなの!?知らなかった」って言われたら、

柄や着こなしで痩せてみえる工夫が、役立つ情報ですよね。

まずは、こんな風にお客様との会話の中で、アンテナを立ててみてくださいね。

これが、お店がお客様に役立っている情報をさぐる方法です。

役立つ情報を整理すると、お客様のニーズが見えてくる

そして、この役立つ情報を整理していくと、次第に、お客様が何を求めているか、なぜうちを選んでくれているのかが、見えてくるようになります。

そこがわかってくれば、お客様が求めている情報をもとに、商品やメニューの開発をしてみたり、接客を工夫したりしてみてください。

そしてここまで来れば、お客様との距離もかなり近づいていますから、同時に、直接聞ける間柄にもなってるかもしれませんね。

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牧野 直子

一級建築士。 店舗、オフィス、福祉施設を主に設計しています。マーケティングとデザインが大好き。バレーボールとダイエット料理が趣味です。