専門性の作り方、あえて新ジャンルを作ってみる

コミュニティ活性化建築士の牧野直子です。

コミュニティ活性化というように名乗ることにしました。
しっくり来るか、しばらく試してみます。
よろしくお願いします!

今日は、なぜそういうように名乗ろうと思ったかをお話します。

単一性と多様性

単純に一括りにはできないことってありますよね。

建築家が設計する家は○LDKなどでは決して当てはまらない形状の建物がたくさんあります。

ワンルームなんだけど、断面的に工夫をしていたり、水平面でも工夫していたりして、空間に仕切りがついているようなもの。
多様性と単一性を同時に持っているような空間。

こんな空間を建築家はよく設計します。

そんな建物を、不動産で流通しているように、2LDKや3DKなどで表現してしまったら、1LDKという表記になってしまう場合。

それだけ見ると、LDKと部屋一つだけか、、、とお客様に思われて、なあんだ狭い家だなあとその魅力が伝わらない。

世間で流通している表記に無理に合わせようとすると、その魅力がまったく伝わっていないのです。

ひとくくりにできない場合もある

ひとくくりにできない場合もある

なんでも屋なの?

私もどんな建築士なのか、というのが、なかなかしっくり来ていませんでした。

店舗の設計もやります。福祉施設の設計もします。街作りもやります。病院の設計もやります。マーケティングもやります。
何屋さんなのか伝わりづらいですよね。反省。

何か専門をつけた方がいいよ、と言われて、女性だから女性目線の住宅専門にすれば、とか、介護施設専門にすれば、とか、歯科医院専門にすれば、、とかいろいろアドバイスを受けてきました。リノベーション専門?

でも、何かしっくりこないのです。

それはよく流通している言葉に自分をあてはめようとしていたからなんだって思いました。

店舗の売上アップもやってきたことだし、福祉施設の心の充足化もやってきたこと。どちらかを切り捨てて一つに絞るということが、自分にとっては、違う気がしていました。

そんな時、そっか、とヒラメイタ!

私自身が楽しいこと、ワクワクすること

私がやってきたこと、これからもやりたいこと、やっていて楽しい事、それは「コミュニティの活性化」

店舗の売上をあげるためには、お客様から愛されるようなお店になること、お客さんたちが集まってきてしまうようなお店になること、いわば、お店がコミュニティ化するといういことです。

福祉施設においても、そこに集まる人、通う人がいきいきして、楽しい施設になるには、その場所が彼らにとってのコミュニティになるということ。

つまり、どんなジャンルの建物を設計していても、目的はひとつ。

楽しくいきいき人が集まるようなコミュニティを作るということなのです。

ハイ。
ということで、コミュニティ活性化建築士、として名乗らせていただきます~。

よろしくお願いたします!

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牧野 直子

一級建築士。 店舗、オフィス、福祉施設を主に設計しています。マーケティングとデザインが大好き。バレーボールとダイエット料理が趣味です。
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