こんにちは、食・心・育を大切にするしょこいく建築士の牧野直子です。
引き続き、空きビルの活用事例の記事です。
池袋にあるアットオフィスさんに見学に行ってきました。
池袋駅前は貸し会議室
池袋のほぼ駅前のふたつのビルは、貸し会議室。
ワンフロア45坪ほどのビルを、ワンフロア1~3ぐらいに分けて、会議室にしていました。
私が行った時は、平日なのに、ほぼ満室埋まっている状態。
セミナー、企業内の研修などでよく使われるそう。3月4月は特に新人研修が増えるので、利用が増えるとのこと。
私が行った時は、アンケート会場としても利用されていました。
池袋の駅前だからこそ、ビルの入り口で、アンケートの協力をして、部屋にあがって、アンケートを書いてもらう、というものです。
こういう使い方ができるんですね。
部屋を小分けにしていくと、真ん中の方が窓がとれない部屋が出てくる。
そんな場合は、乳白ガラスの窓を廊下側に作り、少しでも開放感を作ったそうです。
建て替えを希望する場合、テナントを順次、定期借家に変えていく手法がよくとられるけれども、定期借家よりも収益があがるケースが多いそうです。
ビルオーナーさんに、貸し会議室のオーナーになり、アットオフィスが運営委託をする場合。
アットオフィスが家賃を払って、運営する場合。それぞれ利益率を変えて、提案をしているそうです。
ビルの6階にカフェを作っちゃった
私が見たいなと思っていたのが、6Fに作ったというカフェ。
用途変更をしないように100㎡以下になるように、区切って、また窓が取れない中央の部分を、カフェにしていました。
全部で、28席。ダクトをつけなくてもできるメニュ。フードは、ホットサンドが3種類と、コーヒーなどのドリンク。
ここはカフェなので、普通にカフェだけできる。落ち着いて仕事をしたり出来そうです。コーヒーチェーンだと、周りがうるさくて、、ということはよくありますからね。
それから、会議室の利用者が、コーヒーを出したい、という要望も、このカフェがピッチャーで会議室にお持ちすることも可能だそうです。
夜などは、カフェをセミナールームとして利用もできる。ここで、ちょっと雰囲気を変えた講演会などやっているそうです。
デジタルサイネージの看板
これがあるだけで、会議室の格があがるような気がする。
ホワイドボードに手書きじゃね、、公民館と同じだもんね。
ちょっと嬉しいかも。
空きビルの活用事例、大変、面白かったです。ありがとうございました。
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牧野 直子
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